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フィリピンの教育事情って?

フィリピンの教育事情って?

みなさんこんにちは!

今回のブログでは、私たちが行っているRINという活動が「どのような意味を持つのか」について、フィリピンの教育事情と貧困を重ね合わせて紹介したいと思います。

まず、RINという活動は「文化交流」と「物資支援」の二つの主な支援からなる活動です。

文化交流というのは、子供たちの価値観や世界の広さ、そして多文化に触れてもらうことによって視野を広げてもらう。そして物資支援とは、十分な教育、勉強ができるようにノートやペンなどの勉強に必要になるものを送り届けます。

では、本題に入りましょう。

フィリピンの教育事情って?

フィリピンの義務教育は、Primary school(6-12歳)が六年間義務教育として存在しています。選択制のSecondary school(12-17歳)卒業後、職業訓練学校や、大学に行くというような形になっています。(Scholaro

では、どれだけの子供たちが学校に通っているのか。

義務教育であるPrimary school の入学率は2013年に95.98%。 Secondary School の入学率は2013年に67.44%でした。(各世代ごとの入学率)(index mundi)

日本でいう小学校にあたるPrimary schoolへの入学率(95.98%)を見てみると、そこまで悪い数字ではないように感じますね。しかし、日本で20人に1人の子供が義務教育である小学校に入学すらできないことってあるでしょうか? フィリピンのPrimary schoolもお日本と同じように義務教育のはずです。日本を基準に考えるのはすこし良くないかもしれませんが。

中学校、高校に当たるSecondary Schoolの入学率は67.44%であり、非常に低い数字となっています。義務教育からは外れているものの10人に6、7人しか中学校に行けていないということになります。

(補足・Secondary Schoolに関しては、女子の入学率が73%に対し、男子の入学率61%しかありません。これらも家庭の低収入からくる影響なのでしょうか)

しかし、これは入学率であり、ここから様々な事情によって中退していくこどもか数多くいます。

共通している項目は、無関心性です。貧困層の過程に生まれた子供たちは、生活の上で基礎的なものがそろっていないことが多く勉強に対するモチベーションや、インセンティブが損なわれやすい傾向にあるそうです。また、貧困層の子供たちが通う学校は国が定めたカリキュラムと違うことが多く、それらも一種の原因と考えられています。

もう一つの主な理由が、病気や学習への遅れです。先ほど述べた通り、貧困層の家庭では安全な水や食へのアクセスが難しいことも多く、また安全で衛生的な家に住めていないことが多いことからくる病気や感染症へのリスクも高まります。

それらの理由によって中退してしまう子供が数多くいるのです。

その他にも、地理的に通えない子供もいます。というのも、フィリピンのような数多くの島々からなる国では地理的条件によって、学校に通える十分な資金があったとしても通えない子供も少なからずいます。(インターネット教育が途上国によって推進されているものこれが一つの理由ですね)

以上がフィリピンの教育事情であり、日本のような途上国と比べると教育へのアクセス率が低いことがわかります。

では、教育を受けないと何がだめなの?

教育を受けている人と、受けていない人で社会全体としてどんな影響があるの?

これについては次回のブログで紹介します。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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