街頭募金をする理由って？

こんにちは。今回はわたしたちがなぜ街頭募金をするのかについて綴っていきたいと思います。

まず街頭募金とは、街頭で不特定多数の人々に対して現金の寄付を募ることです。寄付金を募る目的は様々ですが、多くの場合なにか不自由を抱えた人たち、何かの被害にあった人たちに対する支援金として、支援のための費用を集めるために行われます。でもここで「それって街頭募金じゃないといけないの？」「個人の寄付でいいんじゃないの？」って思った方もいるかと思いますし、実際そう言われる方もいらっしゃいます。確かにお金を集めることだけに焦点を当てれば、街頭募金でお金を集めるよりも、募金活動をしている個人が寄付という手段を使ったほうが効率もいいし、額も多くなるかもしれません。しかし私たちは街頭募金にしかできないことがあると考えています。街頭募金では、募金を募る際になぜ募金を募っているのかを説明していますよね？それによって前述した不特定多数の人にその問題について知ってもらうことができます。これは個人の寄付ではなしえないことです。

私たちは海外ボランティア団体ですが、街頭募金の際に「なぜ国内にも問題があるのに海外の問題に目を向けるのか」ということを聞かれることがあります。日本において災害をはじめ様々な問題があることは承知していますし、私たちは海外だけに目を向けているわけではありません。また、できる範囲で支援を実施していきます。しかし国内問題と違って、私たちの考える問題についてどれくらいの人が知っているのかを考えた時、きっと国内問題よりも少ないでしょうし、関心のない人がほとんどかと思います。私たちはそんな人たちに対して「もっと知ってほしい」、そしてその問題について考える人たちが増えて「支援の輪が広がってほしい」そう考えています。支援は関心を持つことから始まります。道行く人に関心を持ってもらい支援をまた次の支援へとつなげていくこと、これが街頭募金の大きな目的です。

街頭募金はただの街頭募金では終わらないのです。